拝啓、私が愛したコミュニティへ

Shoko Kogawa
5 min readDec 31, 2019

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この記事は、コミュニティ•カンファレンス運営 Advent Calendar 2019の25日目の記事です(遅刻しました・・・)

当初は「なぜコミュニティ運営を続けてるのか」を書こうと思っていたのですが、様々な事情があり今月コミュニティ運営を卒業しました。そこで、これまでどんなモチベーションでコミュニティ運営を続けてきたのか綴ろうと思います。

年表

  • 2015年 dots.女子部(現TECH PLAY女子部)の運営メンバーになる
  • 2016年 Geek Women Japanを立ち上げ、カンファレンスを立ち上げる
  • 2017年 GDG Tokyoのオーガナイザーになる(上記2つのコミュニティから離れる)
  • 2019年 Women Techmakers Tokyoを立ち上げ、オーガナイザーになる
  • 2019年 GDG Tokyoのオーガナイザーを辞める

コミュニティ運営を始めたきっかけ

コミュニティ運営のきっかけは渋谷のdots. (現TECH PLAY)が主催した最初の女性技術者向けイベントに参加したことです。様々な専門性を持つ女性がたくさん集まって楽しく話せる場所に感動しました。こんな素敵な場所を今後も続けたいと思い、当日の参加者の中から運営に興味のある一人として運営をはじめました。

コミュニティ運営を続けてきたモチベーション

私はコミュニティが好きです。自分自身がコミュニティの人やイベントを通じて技術を学んだり良い友人と知り合うことができました。これを他の人にももっと感じてほしい、仕事以外のつながりを見つけて視野を広げて楽しんでほしいと思いました。

ですので、イベント中の懇親会、終了後のお見送り、ツイートや感想ブログなどで参加者や登壇者の方と話したり読んだりするのがとても楽しく、「またやろう」というモチベーションにつながっていました。

これまでのコミュニティを振り返って

dots.女子部やGeek Women Japanでは、自身もエンジニアとして悩みを相談できる女性や先輩を探していたため、私だけでなく他の同じ悩みを持つ人にも役に立つイベントを企画してきました。イベントでは、尊敬するキャリアを積んできた方に相談できたり、困っている参加者の方に自分がシェアできることをシェアしたりできました。

GDG Tokyoに入ってからは、これまでのコミュニティと違い国内に留まらず世界中に支部が存在するため、東京という地域や国境を越えて議論することができたり、技術やコミュニティの垣根を越えたイベントを開催したりしてきました。これまで国内の東京近郊でしか活動していなかった自分にとって、広い視野や選択肢を知ることができ活動に反映できる、とてもおもしろいコミュニティでした。

また、Women Techmakers Tokyoでは、毎年国際女性デーに合わせたイベントをしていましたが、今年初めてDevFest Womenを開催しました。強力なコアメンバーだけでなく、スポンサー、当日スタッフ、登壇者のみなさまのおかげでカンファレンスは大成功でした。開催できてとても良かったです。

コミュニティ運営で得られたもの

  • 困ったときに相談できる親友
  • 仕事だけでは得られない、イベントを開催するための様々なノウハウ
  • 日本中・世界中にいるコミュニティが好きな友達
  • 尊敬するエンジニア

コミュニティ運営で失ったもの

  • 可処分時間
  • (コミュニティ運営だけが原因ではありませんが)健やかなメンタル

良いものにしようと思えば思うほど、無限に時間が吸収されます。これまで注力してきた時間、すべて勉強していたらスーパーエンジニアに近づけたかもと思うときがありますが、後悔はしていません。ただ、様々な熱い思いが集まるコミュニティだからこそ、消耗してしまうこともしばしばありました。今回オーガナイザーを辞めたのは消耗が激しくなったからです。

これまでのコミュニティ運営を通して様々なものを得られることができましたし、仕事でエンジニアをしているだけだったらここまで楽しい世界を知ることはできなかったと思うと、ここ数年私の人生を彩ってきたのはコミュニティといっても過言ではないと思っています。これまでコミュニティを通じて関わってきた皆様、大変お世話になりました。

最後に、これまで関わってきたコミュニティへ

私の生きがいの一つがコミュニティ運営でした。それぞれのコミュニティの参加者がもつ様々な課題や興味に対してイベントを企画・運営することができたことをとてもうれしく思いますし、自信につながりました。コミュニティについて考えれば考えるほど時間は吸われましたが、その時間はとても楽しかったです。

たくさんの気付きを与えてくれてありがとう。これからもっと良いコミュニティになってください。

読んでいただきありがとうございました。

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Written by Shoko Kogawa

Project Manager <- Software Developer

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